心理学入門5 自分にもっと関心をもとう

心理学入門4ではトラウマやフィルターのことを

お話しましたが、それらに気づくためには、

普段から自分の心に問いかける癖をつけましょう。

でも、多くの方はまわりのことばかり気になって、

自分のことは後回しにしています。

あと、「人に嫌われないようにしなきゃ」

という思いが強い人が多いですね。

実際に私もそうでした。( ;∀;)

 

何故、人に嫌われるのが怖いのでしょう?

ちょっと自分に問いかけてみてください。

 

学校に行っている方は友達がいなくて

一人ぼっちになるのが怖いのかもしれません。

仕事をしている方は上司がきつい態度になるのが怖いとか、

やめさせられたら困るとかかもしれません。

でも、どんなにいい人になっても

人それぞれの価値観があるので、一定の人には嫌われます。

統計的には3割の人には嫌われると言われています。

なので、ある程度の人に嫌われるのは当たり前

だと思っておいた方がいいです。

 

例えば、いつもニコニコして愛想のいい人がいたとします。

それがいいと言う人もいれば

「いつもヘラヘラ笑っていて不快」と思う人もいます。

 

高級車に乗って、ブランドの服を着た男性を素敵と思う人もいれば、

「成金みたいで嫌い」と言う人もいます。

 

時間に遅れてくる人にイライラしたとします。

でも、海外では遅れてくることは当たり前で

2~4時間待たされることもあるそうです。

 

このように価値観は人それぞれ、

すべてに合わせることなんてできません。

そんなことをしていたら自分を見失ってしまいます。

また、自分に無理をしていると、

無理をしていない自由な人に腹が立ったりします。

悪循環に陥ってしまいます。

 

だから、本当の自分を知って自然体でいることが大切なのです。

 

★あなたの好きなものは何ですか?

どんな事をしている時が幸せですか?

その幸せは誰かのためでなく、自分のためですか?

何も縛るものがなくて自由になったとしたら何がしたいですか?

本当に欲しいものは何ですか?

 

自分に問いかけてみてください。

もしも答えがすぐに出てこなかったら

今までは自分をないがしろにしていた証拠です。

すぐに出てきたとしても、心の底からの答えだろうか?

世間体や家族に気を使ってないか?

などと疑ってみてくださいね。(*^-^*)

 

怒りについてはちょっと特殊で、

心理学では怒りは二次感情といわれています。

どういうことかと言うと、

怒りの感情の原因は潜在意識の中にある「恐れや不安」

だということです。

 

例えば、

 

お母さんが子供にきつく叱ってしまう時、

外で他人に迷惑かけるような時にきつくなってしまいますよね。

別に冷静に「ダメよ」と言えばいいのに大きな声で言ったり、

パシッと叩いてしまったりする時があります。

 

他にも道路に飛び出してしまって、

車にひかれそうになった時などもありますね。

 

男性がすぐに怒鳴ったりするのも、威嚇のような行動です。

 

根底には「人に迷惑かけてダメな母親と思われたくない」

    「車にひかれて死んでしまったらどうしよう」

    「なめられて馬鹿にされたくない」

 

などの不安から感情的になってしまうと言われています。

だから、怒り、不安、悲しみなどの感情がわいてきたら、

潜在意識の中に「何かあるのだろう」と考えてみてください。

 

そうして、本当の自分を知って、

ありのままの自分を受け入れていくことが大切です。

ちょっとダメな自分でも、「しかたないよね」と

受け入れてください。自分に愛情を注いでください。

自分の健康管理もしっかりして、自分を大切にしてあげてくださいね。

そうすると心の器が広くなってきます。

また、他人と自分との境界線がはっきりしてきます。

 

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